お団子（もちや菓子店）
腹ごしらえに団子屋に到着。
じい「若！お団子でござるぞ」
若「じい、買ってまいれ」
じい「はっ！『もちや菓子店』のお団子は香ばしくてもちもち。極上品でございます」
若「女将も元気でよいのー。ふむ、その場で焼いてくれるのか」
じい「その通りでございます。焦げ目がついておいしゅうございますよ。さ、焼きたてでございます」
若「やわらかくて美味しいのー。天晴れじゃ！じい、もっと買ってまいれ」
お味噌（杉田味噌店）
城御用達の味噌屋に到着。
若「じい、ここは何の店じゃ？」
じい「若、ここは味噌や漬物を扱っております、『杉田味噌店』でございまする。お城のお食事のお味噌汁やお漬物は、このお店のものでございまする。」
若「おー！、そうであったか。いつも食べているあれか！」
じい「そうでございまする。ここの味噌は城下一で、その味噌の漬物は、お茶うけにもおかずにも絶品でございまする。最近は『チーズ』なるものを味噌に漬けたものがあり、これがまたお酒に合いまして・・・」
若「それは、じいの趣味ではないか...」
じい「若！、い、いや、それは、その...」
お豆腐（高橋食品）
城御用達の豆腐屋に到着。
じい「若の大好物の味噌汁の豆腐、こちらの『高橋食品』の店主が作っております」
若「今朝食べた。たいへんうまかった」
じい「若、あぶらあげは豆腐から作られております。大変運が良いことに今まさに揚げたて！醤油をかけてすぐ召し上がれます！」
若「これもうまい！」
じい「若！こちらに豆乳プリンが！こちらも城下の娘に流行っているとの噂！」
若「！！！」
じい「若、こちらの品々、全て上越の大豆からできております。100％です！」
若「...大豆、すごい...」若「店主！すべてうまかった！」
店主は大変照れていたが嬉しそうだった。
帰城した若君
「じいよ、わしは今まで城に住みながら、城下の暮らしや、民について知らぬことがあまりに多すぎた。
わしの城下にはこんなにもたくさんの宝が眠っておったのじゃな。
なにゆえもっと早く城下を訪れなかったのか…。
じいよ、とても1日では足りぬ！
明日も城下へ宝を探しに参るぞ！」
若君が描かれた城下の地図
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